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シニア世代とペットの老後生活の注意点

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シニア世代とペットの老後生活の注意点

シニア世代とペットの老後生活の注意点

愛するペットとの老後生活は、心の癒しをもたらし、共に生きる喜びを感じる大切な時間です。しかし、シニア世代がペットと長く幸せに暮らすためには、いくつかの注意点があります。高齢の飼い主自身の健康問題や、ペットの年齢に伴うケアの必要性など、さまざまな側面を考慮することが重要です。本ブログでは、シニア世代がペットとともに幸せに過ごすための注意点やヒントを詳しくご紹介します。

目次

    シニア世代とコンパニオンアニマル

    「ペットは家族」とよく聞くように、数十年の間でペットは、人と同等と認められる立場になるまでに変化してきました。そして近年では、人が一方的にかわいがるイメージが強い「ペット(愛玩動物)」という用語自体を見直す動きもあり、一生を共にするという意味合いの強い用語「コンパニオンアニマル(伴侶動物)」を使う学会や団体が多くなってきています。

    しかし生活する中で、飼っている犬や猫のことをわざわざ「コンパニオン・アニマル(伴侶動物)」と言うことはなかなかありませんし、やはり「ペット」を使うことが多いと思います。「ペット」と呼んでいても、きっと伴侶や家族,友だちと同じように位置づけて一緒に暮らしているのではないでしょうか。シニア世代が、そのように動物と共生するためのポイントをいくつか見ていきたいと思います。

    安心して暮らすための準備:ペットと老後生活の心得

    《飼い始めるなら60代までに》

    ペット保険のアニコムホールディングスが犬と猫の平均寿命を調査した結果、犬は14.2歳、猫は14.7歳でした。アニコム(家庭動物白書)一方、厚生労働省発表(令和5年度)の日本人の平均寿命は、男性:81.09歳、女性:87.09歳です。

    このようなデータから考えると、ペットのお世話を最期まで自分でおこなうには、お迎えの時期は60代くらいまでが適切といえるでしょう。

     

    《費用の確保ができるか》

    ペットを迎える場合、トイレなどお世話用品の購入や病院にかかるお金、毎日の食事代のなど、さまざまな費用がかかります。どんなペットを飼うのかによって差は出ますが、犬や猫であれば、1年間あたり20~30万円程度が必要です。

     

    《体力に合った種類を選ぶ》

    犬であれば、散歩は毎日1~2回必要です。大型犬や活発な犬種を迎えると、将来的に体力が追い付かない可能性もあります。不安を感じる方は、運動量が少なめの犬種を選ぶ、という方法も考えましょう。猫は平均3kg程度なので、体格的には問題ないと思いますが、子猫はとてもすばしっこく、物陰に隠れてしまう習性がありますので注意しましょう。

     

    《後見人をみつける》

    万が一のことで飼えなくなったとき、残された猫の世話をしてくれる人を、見つけておく必要があります。保護団体から迎える際は、基本的な条件になっていることが多いですが、ペットショップやブリーダーから迎えるとしても、自主的に後見人を考えておくことは重要です。

    手伝ってくれる家族や、預かってくれる友人などがいると心強いですが、安易に後見人の約束をして、時間が経って環境が変わったので飼えなくなった、となっては困ります。お互いに責任と覚悟を持って約束するようにしましょう。

    カルテをつけておく

    カルテというと大げさな感じがしますが、ペットのプロフィールをまとめておき、次に飼う人、またはお世話をする人が、それを見ればそのペットのことが全て分かるような記録を残しておくとよいでしょう。

    ◉名前(愛称、呼べば来るような呼び方など)

    ◉生年月日、性別、かかりつけの動物病院(病院に問い合わせると既往歴などを知ることができます)、入っていればペット保険

    ◉普段あげていたフード、使っている猫砂の種類など

    ◉性格、好きなこと・物など、飼育上の注意など

     

    例えば、奥様が熱心に猫を可愛がっていたけれど、万が一に先立たれたとき、残されたご主人がその猫のことを何も知らない場合は、きちんとお世話をすることができません。1人だけがペットの状態を把握していただけでは、いざというときに、家族がいてもどのようなケアをしてあげたらいいのか、分からなくなってしまうのです。

    何かあったとき、残されたペットのケアが誰でもできるように、その子だけのノートをまとめておきましょう。

    最後に・・・

    余生を大好きなペット、飼ってみたかったペットと共に過ごすことは理想ですが、最期まで命の責任を持てるのか、よく考えてから迎えるようにしましょう。人だけでなく、ペットも最後まで幸せに暮らせるといいですね。

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