一般社団法人 星月

遺品整理士の役割とは知っていますか?

お問い合わせ ネット予約

遺品整理士の役割とは知っていますか?

遺品整理士の役割とは知っていますか?

近年、遺品整理が必要とされる場面が増えてきています。大切な人を失った後、その思い出や遺品を整理することは、心の整理にもつながります。しかし、遺族にとっては精神的な負担が大きく、どこから手をつけてよいのか分からないことも少なくありません。そんな時、頼りになるのが遺品整理士と呼ばれる専門家です。彼らは、遺品整理におけるさまざまな面でのサポートを提供し、遺族が少しでも心穏やかに過ごせるよう手助けをしてくれます。本記事では、遺品整理士の役割について詳しく解説していきます。

目次

    遺品整理士とは?基本的な役割の理解

    遺品整理士とは、故人の遺品を整理・処分する専門家です。近年、終活の重要性が増す中で、遺品整理士の需要も高まっています。その役割は多岐にわたりますが、主に遺族の身体的な負担軽減と感情的なサポートが求められます。 遺品整理は、故人の思い出や生活を反映した多くの物の仕分けを行う作業です。遺族は故人を想う多くの感情を抱えながらこの作業をしなければなりません。そこで、遺品整理士が心理面でも配慮しながら、遺族がスムーズに整理を進められるようサポートします。 さらに、遺品整理士は法律や規則に基づいた適切な処分方法を熟知し、資格を所持しています。特に、不用品の買取やリサイクル、遺品の寄付など、環境にも配慮した手続きが必要です。このように、専門知識を持つ遺品整理士の存在は、遺族にとって心強い味方となるでしょう。

    遺品整理をはじめる前に・・・

    遺品整理を自身で行う場合、業者に依頼する場合、どちらの場合であっても、事前にやっておくといいオススメをご紹介します。

    ●片付けにかけられる期間を確保・確認する

    遺品整理は、葬儀の終了後など、気持ちが落ち着き心の整理がついた頃が適当です。例えば、葬儀後すぐ、役所や保険会社などの様々な手続きが完了した後、四十九日の法要終了後などです。

    故人がアパートなどの賃貸物件に住んでいて、早めに明け渡しをしなければならない場合や、遠方に住んでいて親族が集まる機会がない場合は、葬儀後すぐに行うとよいでしょう。

    四十九日が過ぎてから遺品整理を行う人もいます。四十九日の法要には親族が再度集まることも多いため、形見分けを同時に行えるというメリットもあります。

     

    ●貴重品を搜索し、集めておく

    遺品整理をする中で、置き場所に困ったり紛失したりする危険性があります。あらかじめ探しておいて、他のものとは分けておくとよいでしょう。もちろん遺品整理中に見つかることもあるので、その場合も忘れずに分別しておきます。

     

    ●遺族で形見分けを行う

    あまり行われなくなった習慣ですが、親族や故人と仲の良かった友人などに、愛用品を贈ることです。これは故人の供養にもなるといわれ、再度親族が多く集まる四十九日法要の際に行われることが多いようです。

    形見分けの注意点としては、目上の方から目下の方に贈ること、包装はしないこと、過度に高価なものは贈らないこと(贈与税が発生する場合があるため)があります。

     

    ●処分方法の確認

    燃えるゴミ、不燃物などの分け方など、故人が住んでいた自治体のゴミの処分方法をしっかりと確認しましょう。大型家電は粗大ゴミ回収の対象にならない場合もあるので気を付けましょう。

    遺品整理士が行う具体的な作業内容

    ●ヒアリング

    まずは片付ける場所に実際に行き、遺族とのヒアリングを行います。故人の趣味のコレクションや特別な思い入れのある品々を把握し、残しておきたいもの、買取できるもの、処分するものなど、相談をしながら遺品の分類を行います。

     

    ●遺品整理スタート

    ただの不用品回収業者とは違い、供養の気持ちを大切にしつつも、重要書類や思い出の品々を適切に判断し、遺族が今後も大切にできるよう作業していきます。中でもぬいぐるみや人形、特に思い入れのある品物などゴミとして捨てづらいものに関しては、供養やお焚き上げを行って処分することもあります。

    古い書籍や絵画、骨董品など歴史的価値のあるものは、勝手に処分することはできず博物館や美術館に寄贈する必要がありますし、農薬や塗料、バッテリーなど有害物質を含むものも自身で処分することはできませんが、遺品整理士であれば適切に判断してもらえます。


    ●清掃

    死因が孤独死などであった場合、汚れや匂いを取るために特殊清掃を行う必要があります。
    市販の洗剤などでは汚れ・匂いが落ちにくく、遺族だけで清掃するのは心理的・肉体的にも負担が大きいですが、特殊清掃は専用の薬剤などを使用して清掃を行うため、室内を綺麗な状態にすることができます。

     

     このような一連の作業を通じて、遺品整理士は亡くなった方への敬意を表し、遺族の心の平穏を取り戻すサポートを行います。

    遺品整理士に依頼するメリットと注意点

    遺品整理士に依頼するメリットは、まず、専門知識を持ったプロによる整理が行われるため、法律や手続きに関するアドバイスを受けられる点が挙げられます。遺品整理は感情的な負担が大きい作業でもあるため、専門家に依頼することで心の負担を軽減できることも重要です。

     

    一方で、注意点も存在します。まず、信頼できる遺品整理士を選ぶことが重要です。遺品整理の業者が、買取もしてくれるのはありがたいですが、「遺品整理業」において、物品の売却・自己買取を行う場合は、営業所が所在する都道府県の公安委員会の許可【古物商許可】許可を得ておく必要があります。         また、売れない(と判断された物)で、かつ遺族が引取りを拒否した遺品を処分する場合には、これらの遺品は家庭系の一般廃棄物に該当しますが、家庭系の一般廃棄物を関しては、その業務を行う市区町村の許可【一般廃棄物収集運搬業許可】を受ける必要があります。

    許可や資格を持った、信頼できる会社なのかを確認することはとても大切です。また料金体系やサービス内容を事前にしっかり確認し、納得のいく形で契約を結びましょう。

    最後に・・・

    愛する人を失った後の遺族には、深い悲しみと共に多くの負担が伴います。特に、思い出があふれる遺品の整理は感情的な痛みを伴い、時には混乱やストレスを引き起こすこともあります。そんな中、遺族の気持ちに寄り添いながら、遺品の整理・処分を行ってくれる遺品整理士は、とても心強い存在であるといえます。

    星月では、遺品整理士・遺品査定士の資格をもつ企業と提携し、お客様の気持ちに寄り添ったご提案や、お話ができるよう努めております。もちろん『産業廃棄物収集運搬業』の許可だけでなく、『古物営業許可』、『古物商許可』、『古物市場主許可』などの資格もあるため、少しでも価値があるものがあれば買取も行っており、作業費用から差し引くことも可能です。

    遠方にいらっしゃるご家族で、岐阜・愛知の実家や空き家を対応して欲しい方もぜひご相談ください。

    当店でご利用いただける電子決済のご案内

    下記よりお選びいただけます。